情熱の共感性(羽生)
【情熱の共感性】
皆さんもご存知の通り、この4月より自分の会社名から”東京”が消えた。
たった2文字を消すという小さな変化ではあるが、”東京”が無くなる過程には莫大な労力がかかっている。
経営会議でこの変化を決断した役員の下には、裏で根回しをする部長がおり、秘書に文句を言われながら会議を設定する社員がおり、休日出勤で帳票を新社名に差し替える窓口の係員がおり、
その全てをトップにいる役員席がどれほどご認識されているかは定かではないが、それらの犠牲をしてでもこの変化には意味があるという判断の下、社名から”東京”は消えていった。
著しい低金利の環境におかれ、「お金を貸す」という銀行の本業ではやっていけない時代となり、
今まで守られてきた産業だった銀行業務は、amazonやLINEといった想定していない第三者から徐々に侵略され、
ピラミッド型の雇用体系に嫌気がさした優秀な人材から会社を去っていく。
“東京”の消失に限らず、まさに銀行は変化を求められている。
しかし一方で、太宗の従業員は「安定している」からこそ入社しているという皮肉な状況にあり、変化を好まない存在に対して変化を求めることは並大抵なことではないだろうと、経営層の苦労が推察される。
今日ご紹介したいのは、その中で僕が所属する部門の長(常務)が全行向けに説いた「変化」についてのお考えである。
10万人の従業員を抱える経営層と、50人の東大女子を抱えるHC、規模や難易度に若干の違いはあるものの、本質は同じものである(はず)。
そんな折で先日その言葉を読んだ瞬間に、不覚にもそれが心に刺さってしまった。
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「総論賛成、各論反対、というのは組織の変化についてはよくある話であるが、
私は組織の変化においては、【情熱の共感性(Shared Value)】が最も大切だと考えている。」
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銀行には様々な人がいる。
高い金利の時代で成功体験を積み続けた上司も、共働きの少ない時間の中で高負荷な業務を続ける女性も、未来を憂慮し自社にネガティブな若手も、
「変化が必要だ」という総論にはAgreeしても、具体的な検討段階である各論に入ると、それぞれのポジションから抜け出すことができず、自分達自身で変化をやめて(というより、やめさせられて)しまう。
そうしてお互いにコンフリクトする状況の中でも、各々の「変化」への情熱に対し、誠実に理解し合い、共感を持って認め合うことが、変化の原動力となることを部門長は説いておられる。
Celesteがこれからも、長く、大きく、強く変化していくためには、
この【情熱への共感】こそが最も大切だと思う。
すなわち言及したいことは、
①情熱(Energy):高いレベルのラクロスを可能にして「勝つ」ために、個人もチームもEnergy高くあること。
②共感(Appreciate):チームのために心を燃やす思いについて、お互いに真摯にAppreciate(理解と感謝)し合うこと。
の2点の有機的な統合である。
まずは全員が高いEnergyでラクロス部に向き合うことが大切だ。モチベーションは人によっても、学年によっても、ポジションによっても、少しずつ違うかもしれないが、支え合いながらベースに熱い情熱があるチームでありたい。
そして、リーグ戦出場選手も、Bチームで悩む下級生も、全体を支えるスタッフも、見えるもの・感じるもの・考えることはそれぞれ異なるが、「勝つ」ために全員が心を燃やしているという一つの軸に沿って、お互いをAppericiateすることが更なるEnergyを生んでいく。
これらが有機的に連関し、チームを支えるからこそ、今後Celesteが成したい「変化」は可能となると強く感じている。
まずは今Hotな新歓から、情熱と共感を大切にして、新入生を迎えよう。
皆が頑張って、中々の好スタートを切っているやに聞いています。また、僕が知る限り、新歓班もとてもいい感じで新歓を支えてます。
せっかく新歓するのであれば、是非、新入生や他の仲間といい時間を過ごしてください。