試合で大事にしていたこと(恩田)

今回は自分が現役時代に試合に臨む際に大事にしていたことについて書いてみようと思います。

結論から言うと、「自信満々にプレーする」ということを大事にしていました。

このように考えるようになったきっかけは二つあります。

一つ目は、2014年(当時2年生)の男子日本代表のインタビュー記事を読んだことです。ラクロス協会のホームページに各選手へのインタビューが載っていて上手い人が何考えてるのか知りたくて読んでました。その中で自分の好きな選手の一人である本下選手のインタビューで自身がこだわってることは何かという項目がありました。そこには自信を持ってプレーすることと書かれていました。最初読んだ時はかなりシンプルだなと思ったのと直接ラクロスのプレーのことではないんだって思ったくらいでした。

二つ目は、自分が2年生のリーグ戦です。当時の東大も例年通り勝ち進みfinal4出場を決めました。自分はチームの主力ではないものの試合には出場していたため、final4勝ちたい、活躍したいと意気込んでいたと思います。当日は、スタンドを埋め尽くす観客や先輩の引退がかかった試合というfinal4の独特の雰囲気にかなり緊張していた覚えがあります。試合の結果はというと完敗でした。個人としても何もできずに終わりました。試合後は自分が何も出来なかった無力さに泣いた覚えがあります。

このとき思ったことは、どんなに活躍したいとか点取りたいとか思っていても、心から自分に自信を持ってプレー出来ないと際どい試合で際どいプレーを出来ないということ。ラクロスって独特なスポーツだなと思っていて、試合の中で1on1かけないという選択が出来ちゃうスポーツなんだよね。final4では点取りたい気持ちはあったものの、ここで自分がしかけるよりも先輩がしかけたほうがいいんじゃないかという気持ちがあったんだと思う。この気持ちがあったから1on1で体ぶつけてゴール向かうみたいな際どいプレーが出来ず何も出来なかったんだと思う。今思うと2年生でこういう経験ができたのは大きかったと思います。

この二つのきっかけから、自信を持ってプレーすること、そして自信を持ってプレー出来るだけの準備をすることがかなり大事だと思うようになりました。それ以来「自信満々にプレーする」ことを大事にするようになりました。
考えてみると自信満々にプレーしてる時って、プレーの一瞬一瞬に集中出来ていて、いいプレーが出来ていたなと思います。1on1勝てるかなとか、ボールダウンしないかなみたいな気持ちが一切ないから、頭のメモリがプレーのことだけに使われてる感じですね。

自信の付け方は次回書いてみます。