メンタルをコントロールすること①(いつき)


よく、メンタルは大事だとかあの人はメンタルが弱いだとか聞きますね。


私は下級生のとき、よくメンタルに左右されていました。理由はざっくり多分だけど、「負けず嫌い」だから。とにかく色んなことに負けたくなくて、時には涙を流しながらがむしゃらにやってた若かりし頃の記憶もあります。笑


感情を表現することはとても大切なことです。ただ、感情やメンタルそのものをコントロールすることはもっと大事です。何故ならメンタルはプレーやモチベーションに大きく影響するから。これによって時には、いわゆるプレーにムラが出たり、勝手に負のスパイラルに陥るわけです。ですから、チームとしても個人としてもこのメンタルをコントロールすることが大切だと思います。

私は大学2年生のときから、メンタルトレーニングを3年間やってきました。社会人になった今でもこの力は大きく役立っています。

今回は、メンタルトレーナーに教わった言葉をいくつか引用しながら、(若干サイトを引用しながら笑)そのスキルについて少し伝えられればとおもいます。 



基本的にメンタルはフロー、ノンフローと大きく分かれます。フローは、「1つの活動に没入しているので他の何ものも問題とならなくなる状態。その経験それ自体が非常に楽しいので、純粋にそれをするために多くの時間や労力を費やすような状態」のことをいうようですが、単純に「リラックスして集中できるようないい状態」。ノンフローはその逆で、「悪い状態」となります。フローを超越すると「ゾーン」に入るわけですね。

自分で変えられないものは、心の中まで持込まない。その思考習慣を、ウォッシュアウト(洗い流す)と言います。

毎日の生活の中で、「揺らぎ」や「とらわれ」の原因になり得る出来事はたくさん起こりますがそれらにいちいち意味付けをして、反応をしていてはいつまでたっても、「フロー」や「ゾーン」の状態には入れない。

起きてしまった出来事自体を変えることはできない。それらを心の中まで持ち込まずに、洗い流すという選択をすることで心の状態を守り、「フロー化」することができる。この思考を習慣化することで、いつでも集中した状態を維持することができるようになります。

教えていただいたスキルは沢山ありますし、心理学科でもないので詳しいところまでは掘り下げられませんが、教えていただいた中で私が今も実践していることをお伝えします。



■自分の認知に気づく


自分が当たり前のように「事実」だと思ってきたことでも、「認知」が混ざっていることがあります。(ミスをする=ピンチ、気温30度=暑い、など。)

実生活の中で、自分がしている「認知」にはどのようなものがあるか。どこまでが事実で、どこからが自分の認知か。

これを分析できるようになったことで、今までマイナスに感じていたミスはただの「事実(事象)」で、自分の過去の経験や既知の感覚から、勝手に感情をつけていたことが分かりました。そう考えると、「ミスは悔しい、ミスは辛い、ミスはヤバイオブザイヤー」ではないことに気付きますね。つまり、その「事実」と「感情」を切り離して考える。これによって、ただ落ち込んでしまうのではなく、今何をすべきなのか・改善するために必要なことは何かを考えることができるようになりました。ミスをして落ち込む暇があったら、今の何が足りなかったか?と分析に回した方が効率が良さそうですね!


■自分がフローな時を分析する


自分のメンタルが一番いい状態ってどんな時でしょうか。自分のその状態を理解してそれを常に作れたらものすごく強いと思いませんか。

フローな状態にする為に、まずはフローな時の表情を再現してみましょう。自信のある時の表情、やる気に満ちた表情、ラクロスを楽しいと感じているときの表情など。

自分のフローな表情が分かったら、部活や日常生活の中で、その表情で過ごす時間を作ってみるといいと思います。それを他の人にも伝染させる。

また、フローな言葉を分析するのも大事です。どんな言葉が自分を・相手をフローにさせるでしょうか。「ナイスだよ!めっちゃいいじゃん!できるよ!」色々あると思います。チーム内でみんながフローな表情で、フローワードが飛び交っていたら、みんなプラスのエネルギーに溢れそうですね。


ちなみに、私のフローワードは『大丈夫。』自分にとって苦しい時が続いたり、ウォッシュアウトし切れずに負の感情が生まれそうになったら、私は自分に「大丈夫!」と言い聞かせています。みんなが死にそうになっていたら、このワードで助けてあげよう。笑


このスキルが少しでもみんなに役立てばいいなと思います。

みんな、頑張っているね。だから、大丈夫!明日からもブレずに突き進んでいこう。